So Clear and So Bright |
調べてみたら前回のジャクソンは一昨年の秋で、そんなに開いていなかった。ここ数年は、何だか「やあやあ、久しぶり。元気だった?」といった、同窓会のような気分。
もう30年以上もファンだなんてね。我ながら気が遠くなる・・・
けれど、ライヴに足を運ぶたび、この人の音楽と出逢えてよかったと思う。
今夜もフレーズのひとつひとつが沁みてくる時間。
ファンの間でも人気の高い、大好きな「Fountain Of Sorrow」の最後の1行に、このところ伏目がちだった視界が、ぶわーーーっと、開けた。
思いをくっきりとさせて、前へ進もうと思わせてくれた、マジカルな瞬間。
日本だけというシェリル・クロウとのダブルビル。こういう形態のライヴはどうしても密度が薄くなって、気が進まない。今夜もやっぱりそう思わされた。特にジャクソンが前半だったので、彼の方に思い入れが強いファンにとっては、彼の音の余韻をお土産に帰宅しづらくなってしまうのが不満。
ただ、シェリルとジャクソンが共演したTAKE IT EASYや、Roy OrbisonのLOVE HURTS、コステロのWHAT'S SO FUNNY ABOUT LOVE PEACE AND UNDERSTANDINGのデュエット、楽しかったなあ☆ ジャクソン単体だったら絶対やらなかっただろうし。そんな意味では大収穫。
シェリルにはそれほど強い思い入れはないけど、一昨年のこのアルバムは好きだった。
ベストジーニスト賞をあげたくなるようなカッコよさでした。