ピッピと、再会 |
小学校低学年の頃、夢中になって読んだ『長くつ下のピッピ』シリーズの2冊。ピッピは全部で3冊。1冊足りなかった、残念;
ストーリーはもう記憶にないけれど、表紙挿絵のピッピの肩に書かれた、“世界一つよい女の子”というキャッチに、妙に惹かれいたことを、ぼんやりと思い出した。
おてんばで勇敢で、サルや馬を飼っていたからかな、何だか桃太郎の女の子版みたいだなって思っていたことも。
これがたぶん、人生ではじめて触れたスウェーデンの文学。
見知らぬ異国に住む子供たちの冒険譚に、とびきりの自由さを感じて、あこがれた。(^_^)
挿絵を描いたのは、日本人の桜井誠さんという方でした。
折しも4月に、長野県の黒姫にある童話ギャラリーで、ピッピの挿絵の展示会があるようです。⇒ ☆
リンドグレーンの没後10周年記念だそう。
ピッピも、やかまし村も、原作は彼女。全集はぜんぶで、12編。
カッレ君やラスムス君のシリーズは、全然読んだことがありません。主人公が男の子だったからかな。数年前ハマったあの『ミレニアム』の主人公・ミカエルのニックネームが、カッレ君でしたね。
ついこの間、電車で前に立っていた小学生の女の子が、同じ岩波少年文庫の『名探偵カッレ君』を一生懸命読み耽っていて、「おもしろい?」と話しかけたい気持ちをがまんするのが大変だった(笑)。
子供のころは、スウェーデンなんて意識もせず、ただ夢中になっていたピッピ。
再会できたんだもの、もう一度、じっくり読んでみよう。