なつかしい渋谷 @B・Y・G |
レコード会社時代、いっぱいお世話になったAさんと、昭和なフレンチへ。
宮益坂の路地裏にある、懐かしい佇まいの≪コンコンブル≫。名物のオニオングラタンスープをふぅふぅ食べながら、愉しい音楽談義が始まった。
それぞれにいくつかの変化を経験したここ十数年。長いブランクだったけど、ご縁があってまたお会いすることができたのでした。
食事の後、道玄坂をちょっと上って、百軒店(ひゃっけんだな)のB・Y・Gへ。
高校~大学時代に入り浸っていた古参のロック喫茶は、暗さ加減や匂いまでもが、あの頃のまま。文字通り、タイムスリップ状態でした。
ここで、どれほど沢山の素敵な音楽と出逢っただろう? バンド仲間とコーラやアイスミルクで何時間も居座り、いち早く届いた大好きなアメリカンロックの新譜に聴き入っていたっけ。
一方、人生のChapter2に入った現在のAさんと私。最近の音楽生活のこと、学生時代のバンドの思い出、お気に入りの楽器やアーティストのことetc.etc. 話題は尽きず、心地よい時間が加速して過ぎる。
数十年分のタバコの煙を吸い込んだ若き日のニール・ヤングのパネルが、そんな時間をやさしく見守っているかのようでした。
バックに流れていたのは、Little Williesの最新作。
古びたお店にも、私たちのおしゃべりにもしっくりと馴染んでいました