東北の手しごと (昨日のつづき) |
この、木が持つやわらかな力強さに惹かれる。仙台堆朱(ついしゅ)という漆塗りの一種。
鎌倉彫に似ているけど、こちらのはもっとシンプルかな。朱漆を何度も塗り重ねるのだだそう。茶卓かお盆か、それとも器・・・のいずれか、いつかひとつ、ほしいなあ。
仙台の型染めの「常盤型」。バンダナのようですてき!と思うのは、あまりに伝統工芸を知らぬ浅はかな発想ですよね。でも、直感で、素直にその魅力を感じました。
こけしといえば東北、東北といえばこけし?子供のころ、実家の飾り棚にもあったなつかしい表情。でも、藍色のものは最近の新型らしいです。たしかに、見慣れません。
仙台張子のだるまたち。だるまといえば赤と思っていたけれど、仙台のだるまは青くてカラフル。胴体にえべっさんや宝船がいるというめでたい意匠。年末に出会っていたら、まちがいなく1つ買求めていたかな。
この他にも、塗りものや鉄器、曲げわっぱや焼きもの、裂織など、たくさんの工芸が紹介されていました。もうひと声、踏み込んだ解説があるとさらにためになり、かつ一段と楽しかったかな。
それより、この先は、自分の足でさがしたり、旅をして見つけたりするのがいいのかも。
そんな風に考えるきっかけをくれたような、小さいけれど好感の持てる展覧会でした。