2012年 06月 27日
夢と現実の間を ~ Woody AllenとNeil Young |
楽しい映画を観ました。ウディ・アレンの[Midnight in Paris]。

アメリカ人のシナリオライター、ギルが婚約者とパリ滞在中、夜毎黄金時代へタイムスリップして、往年の芸術家たちとめくるめく交流。
夢と現実の間を旅するファンタジー。ヘミングウェイ、コール・ポーター、フィッツジェラルド、ピカソ、ダリ、マティスなどなど、きらめくアーティストたちが登場します。メガホンを握るウディさんはおそらく、「くーっ、オレがあと30歳若かったら主演できたのに!」と思っていたにちがいない。それほど、主人公のギルは、ウディ本人が憑依したかのような演技ぶりでした。
軽妙でウィットに富んだいつものアレン節の中に、「いつの時代にあっても、人はないものねだりをするイキモノだ」という、わかりやすくほろ苦い、リアルなメッセージがじわりと伝わってきます。
たまたま同じタイミングで聴いた、ニール・ヤング&クレイジー・ホースの新作≪Americana≫

「おおスザンナ」「愛しのクレメンタイン」「ディス・ランド・イズ・ユア・ランド」など、アメリカの古いトラッドソングたちを、私たちが知っている原曲の片鱗もなくアレンジし倒し、すっかり別物に生まれ変わらせた、オリジナルなニール・ヤング・ヴァージョン。

ノスタルジーや過去への幻影など一切感じさせず、土埃にまみれて必死ではたらき、生きてきた人々や、さまざまな意味で闘う人々の姿が浮き上がってくるような生々しい音楽です。
十代の頃、恋焦がれ夢中になったアメリカは、その現実を見れば見るほど、幻の理想郷であることを思い知らされたものでした。たとえそうであったとしても、アメリカが見る夢、厳しい現実、どちらもが、今なお私の内面を揺さぶり刺激し、思考の旅をさせてくれることに変わりはありません。
常にトップを走り続ける2人のすばらしいクリエイターの作品に心を鷲づかみにされて、そんなとりとめのないことを思っっていた、梅雨晴れの1日・・・・

アメリカ人のシナリオライター、ギルが婚約者とパリ滞在中、夜毎黄金時代へタイムスリップして、往年の芸術家たちとめくるめく交流。
夢と現実の間を旅するファンタジー。ヘミングウェイ、コール・ポーター、フィッツジェラルド、ピカソ、ダリ、マティスなどなど、きらめくアーティストたちが登場します。メガホンを握るウディさんはおそらく、「くーっ、オレがあと30歳若かったら主演できたのに!」と思っていたにちがいない。それほど、主人公のギルは、ウディ本人が憑依したかのような演技ぶりでした。
軽妙でウィットに富んだいつものアレン節の中に、「いつの時代にあっても、人はないものねだりをするイキモノだ」という、わかりやすくほろ苦い、リアルなメッセージがじわりと伝わってきます。
たまたま同じタイミングで聴いた、ニール・ヤング&クレイジー・ホースの新作≪Americana≫

「おおスザンナ」「愛しのクレメンタイン」「ディス・ランド・イズ・ユア・ランド」など、アメリカの古いトラッドソングたちを、私たちが知っている原曲の片鱗もなくアレンジし倒し、すっかり別物に生まれ変わらせた、オリジナルなニール・ヤング・ヴァージョン。

ノスタルジーや過去への幻影など一切感じさせず、土埃にまみれて必死ではたらき、生きてきた人々や、さまざまな意味で闘う人々の姿が浮き上がってくるような生々しい音楽です。
十代の頃、恋焦がれ夢中になったアメリカは、その現実を見れば見るほど、幻の理想郷であることを思い知らされたものでした。たとえそうであったとしても、アメリカが見る夢、厳しい現実、どちらもが、今なお私の内面を揺さぶり刺激し、思考の旅をさせてくれることに変わりはありません。
常にトップを走り続ける2人のすばらしいクリエイターの作品に心を鷲づかみにされて、そんなとりとめのないことを思っっていた、梅雨晴れの1日・・・・
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by n-to-s
| 2012-06-27 23:13
| アメリカ